| 豆知識
拡張子というものをご存知ですか?
ファイルの種類を識別するためにファイルの名前(ファイル名)の末尾につけられる文字列。ファイル名の本体と拡張子は “.”(ピリオド、ドット)で区切られ、拡張子はアルファベットと数字の組み合わせで、歴史的には3文字以内が好まれたが、それ以上の場合もある。拡張子は、オペレーティングシステム (OS) においてファイルの判別のために任意につけられるもので、必ずしも必須ではない。拡張子が適切でない場合は、システムまたはアプリケーションソフトウェアの動作に影響を及ぼす場合がある。 .tar.gzのように複数のピリオドで区切っているケースもあるが、最後のピリオド以降を拡張子と判断するシステムが一般的である。
出展元:Wikioediaを引用する
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E5%AD%90
通常Windowsでは拡張子は表示されていません。
そのためファイルを見分けるのは“アイコン”や“サムネイル”と呼ばれるファイルの種類ごとに画像化されたもので、視覚的に識別していると思います。
拡張子を表示する
拡張子を表示する方法はWindowsのOSの種類によって異なります。
Windows10の場合、どれでもいいのでフォルダを開いて、上部メニューの「表示」タブにある「ファイル名拡張子」にチェックを入れるとファイル目の後ろに「ピリオド」と「拡張子」が表示されます。
※この状態でファイル名を変更する際、間違って拡張子を消してしまうとファイルが認識できない形式に変わってしまうので注意が必要です。
万一、拡張子を消してしまっても再度名前の後ろに拡張子を記入することで元の状態に戻ります。
ファイルの種類を特定する
普段よく利用するoffice系の拡張子はアプリケーションのアルファベットを略語にしたものが利用されています。
例えばエクセルの場合は、アプリケーション名であるEXCELから「xlsx」というのが拡張子になります。
同じくパワーポイントの場合、PowerPointを略して「pptx」が拡張子です。
ただしワードは、Wordからではなくそのファイルを“ドキュメント”と呼ばれることから、Documentの略語である「docx」が拡張子になります。
“X”の意味
「xlsx」「pptx」「docx」のいずれも拡張子の最後が“X”になっています。
この“X”はoffice2003まではなく、office2007以降採用されています。
もちろん拡張子が異なるので“X”があるのとないのでは異なるファイルの種類と認識されるため、“X”がついているファイルはoffice2003以前のバージョンでは開くことができません。
ただし、互換性があるためoffice2007以降で“X”がついていないファイルを開くことは可能です。
ちなみにこの“X”ですが、「xml」という文章構造を採用している形式に由来するそうです。
「xml」については難しいので勉強しておきます。
PDFって?
拡張子で一番多いのは「docx」のようにフェイルの名称の略語を採用したものです。
例えば印刷でよく利用される「PDF」は“Portable Document Format”の略です。
「持ち運び可能な文章のフォーマット」で少し違約になりますが、どのパソコンで開いても環境による影響を受けないファイルの形式ということになります。
拡張子の読み方
前述のoffice系のファイルはそのまま「エクセルファイル」や「ワードファイル」と呼ばれることが多く、「PDF」はそのまま「ピーディエフ」と呼ばれます。
一方ややこしいのが画像ファイルで、よく利用される「jpg」や「gif」「png」などは特定のアプリケーションでしか開かないという訳ではないこともあって、拡張子を強引に読んでファイルの名前にしています。
「jpg」は「ジェイペグ」と読みます。「ジェイペグ」の拡張子はほかに「JPG」「JPEG」「jpeg」など複数の表示がありますが、全て同じ形式のファイルになります。
ただし、アプリケーションによっては拡張子の違いによって認識しない物もあるようなので注意がひつようです。
「png」は「ピング」と読みます。
読み方論争
一番ややこしいのが「GIF」です。
ネット上では「ギフ」派と「ジフ」派に真っ二つに分かれています。
人から聞いて覚えた人や最初に自分でそう呼んでしまった人、様々だと思います。
実際、身近でも違う読み方をする人がおり、ちょっと気持ちの悪い思いをすることも少なくありません。
一般的には「ギフ」と読む人が多いとのことです。
ところが2012年にGIFの生みの親であるスティーブ・ウィルハイトさんが、「ジフが正しいんだよ」と宣言したそうです。
ちなみに私は個人的には長年「ジフ」と読んでいました。
たかが拡張子ですが、印刷の仕事ではどの形式でデータをいただけるかは非常に重要な要素になります。
この機会に拡張子に関する知識を整理しておきたいと思います。