私たち印刷会社は他の製造業とは異なり、自社の製品を持ち合わせていません。
ほとんどの仕事はお客様から「作りたい」という意思表示があって初めて発生します。
そのためたくさん物を売るというような仕事ではなく、お客様が発注されたものを作って納品するのが仕事になります。
営業が仕事を受注しないと、現場は作るものがなく機械を動かすこともできません。
私たちが営業先として訪問するのは「印刷物のある会社やお店、団体」となります。
多くの会社やお店、団体では名刺や封筒、伝票などを使っていると思います。
つまりほとんどの会社やお店、団体は私たちのお客様になり得ます。
私たち春日は数多くある印刷物の中で「冊子」を得意としています。
「報告書」「論文」「文集」「議案書」「取扱説明書」などなど。
そういった冊子が多くありそうなところに訪問し当社の魅力を紹介して「訪問先」を「お客様」へと変えていきます。
私たち印刷営業の仕事は注文を頂いて終わりではありません。お客様から原稿をいただき(入稿)、デザインやレイアウト、内容などを何度も確認していただき(校正)、印刷への GO サイン(校了)をいただき、初めて印刷へと進んでいきます。営業はその全ての工程に対し担当者として携わっていきます。そして商品を納品し、ご入金を確認するまでが営業の仕事となります。
私たちはこのように商品作りにゼロから関わることができます。自分が関わった商品が書店で並んでいたり、街中や電車の中などで人が手にしているのを見ると、ちょっと誇らしく感じると同時に非常に重たい責任を感じます。また商品をより良いものに仕上げるため単に指示どおりにやるのではなく、自らの経験や感性に基づいて意見やアイデアを出しご提案することもある非常にクリエイティブな面も持ち合わせています。
私たちが取り扱う印刷は「商品」であったり「作品」であったりします。
また印刷は単なる「もの」ではなく「サービス」であったりもします。
納品時にお客様から満面の笑みで感謝されることも少なくはない、非常にやりがいのある仕事です。