仕事は裏方の仕事です。
営業が受注した仕事について、印刷・製本・加工の予定から納品・出荷までの工程管理、用紙などの材料や特殊な印刷や加工の手配、本社・支店間の物流を管理しています。また単に工程を管理するだけではなく、全体の作業効率の向上やコスト削減を意識しつつ、なおかつより良いものを作るように作業内容の見直しにも取り組まなければいけません。
工程の管理と言っても回ってきた仕事をパズルのように予定表に組み合わせていくだけではありません。無駄のない作業の順番であったり、印刷から製本への仕事の引継ぎなど全体のバランスを考えます。また用紙を入れる量や順番、協力業者から商品が入荷するタイミングなどを考慮して事前に段取りを考えておきます。
校正段階でお客様の都合により仕事の順番が入れ替わったり、工場でトラブルが発生すればその状況に合わせて予定の変更が発生することも少なくありません。一つの出来事からはたくさんの選択肢があるので、現場の状況やほかの仕事の状況なども考慮して選択をしていかなければいけません。
そのための情報収集や状況確認も工務の仕事の一つとなります。現場へ直接足を運んで、実際の物を見たり、現場の意見を聞くこともあります。また全ての工程にかかわっているので幅広い知識と責任が求められます。
こうしてムリ・ムダ・ムラをなくすことで、会社としての“利益“を生み出すことにもつながっていく仕事だとも言えると思います。
工務の仕事は表からは見えにくい仕事ですが、あらゆる商品に最も深く携わっている仕事なので、商品が出来上がったときの喜びもほかの部署より大きいものがあります。特にトラブル対応に追われた商品が無事納品できたときの喜びはひとしおです。会社の中で商品造りの中心を担う仕事が出来ることに誇り感じる仕事です。