仕事の内容を一言で表すと「印刷機を使って印刷をする仕事」です。
具体的に書くと“指図書”に記載された内容をもとに、紙の種類を確認して、必要な枚数を印刷機にセットします。印刷オペレーターとして一番最初に覚える仕事がこの紙を積む事です。単純に積むだけではなく、紙が通りやすいようにしっかりさばき、クセをつけたりします。
次に見本などを確認しながら“指図書”で指示されている数量を印刷していきます。版の確認をし機械に取り付け、印刷位置や濃度、色目などを確認し、印刷をスタートします。
印刷オペレーターとして一人前になるには3 年はかかると言われています。同じインクや紙を使って印刷しても、気温や湿度によって刷り上がりが変化することがあります。また印刷中にかすれが出たり、ゴミが入ったり、汚れてきたりすることもあります。そうした不良をチェックし、調整を行いながらお客さまの求める品質基準をクリアできるよう印刷をしていきます。
印刷の検品はとにかく「目視」です。印刷中は機械の前に付きっきりで、不適合が出ないかを自分の目でチェックします。
刷り上がったものは再度検品を行い次工程に引き渡して終了です。
また各自が担当している印刷機そのものやローラーなどの消耗品など印刷機に関わるものを管理・維持するのも仕事です。機械が印刷中にトラブルを起こさないように、日々のメンテナンスは印刷オペレーターにとってとても重要な仕事になります。そのほかにもインクや印刷で使用する薬品なども印刷オペレーターが管理をしています。
株式会社春日は「印刷会社」と呼ばれています。その印刷会社で「印刷機を使って印刷をする仕事」は、この会社の中で中心的な役割を担っていると自負しています。仕事へのやりがいは大きいですが、同じくらい責任も重大な仕事です。